豆つぶころころ

『豆つぶころころ』

あらすじ:

昔々、長者夫婦のもとに生まれた小豆ほどの大きさの男の子がいました。両親は彼を「豆助」と名付け、かわいがって育てますが、彼のちいささが原因で周囲からいじめに遭います。

ある日、豆助は河原でイジメっ子に川の中に投げ込まれます。豆助は必死に泳ぎますが、小さな体では力及ばず流されてしまいます。しかし、まめで優しいネズミが豆助を助けます。

ネズミに導かれ、豆助は鬼ヶ島と呼ばれる荒れ地に到着します。そこで豆助は、鬼に捕らえられた美しい姫を助けるために、知恵と勇気を駆使して鬼と戦います。

豆助は、豆を鬼の目に投げつけて目をくらまし、鬼の金棒で鬼を打ち負かします。無事に姫を救い出し、一緒に鬼ヶ島を脱出します。

登場人物:

  • 豆助: 主人公。小豆ほどの大きさで、いじめに遭っている
  • ネズミ: 豆助を助けて鬼ヶ島に導く親切な生き物
  • イジメっ子: 豆助を川に投げ込む意地悪な子どもたち
  • 鬼: 強くて凶暴な鬼。姫を捕らえている
  • 姫: 鬼に捕らえられた美しい女性

テーマ:

  • 弱者が強者に勝つことができる: 豆助のような小さな存在でも、知恵と勇気があれば強者に打ち勝つことができる。
  • 優しさは強い力になる: 豆助を助けたネズミの優しさが、最終的に豆助の勝利につながった。
  • いじめはいけない: いじめは決して許されない行為である。

その他:

  • この話は、昔話「一寸法師」とよく似ています。
  • 『豆つぶころころ』は、1975年から1976年にかけてNHKで放送された「まんが日本昔ばなし」の第1話としてアニメ化されました。
  • このお話は、日本文化を代表する有名な昔話のひとつです。