まんが日本昔ばなし『隠れ島の婿さま』
あらすじ
昔々、貧しいながらも勤勉に暮らす青年がいました。ある日、青年は山の中で怪我をしたおじいさんを助けます。おじいさんは青年の優しさに感心し、「お前の願いを1つ叶えてやる」と言います。青年は「お金持ちになりたい」と願いますが、おじいさんは「目に見えない財産がいい」と諭します。
おじいさんは青年を連れて、島に行く舟を用意します。島には巨大な岩があり、おじいさんは岩に穴を開けます。すると、そこからは金銀財宝があふれ出し、おじいさんは「これがお前の財産だ」と言います。
青年はお金持ちになり、村で一目置かれるようになります。しかし、ある日、村に美しい女性がやって来ます。女性は「隠れ島の婿さま」を探していると訴えます。村人たちは青年に心当たりがないかと尋ねますが、青年は否定します。
女性はその後も隠れ島の婿さまを探し続け、ついに青年の家にたどり着きます。女性を見ると、青年はおじいさんに会った島を思い出します。女性はあの時、岩の穴から脱出して隠れ島にたどり着いたのです。
女性は青年を隠れ島に連れて行きます。隠れ島にはたくさんの財宝があり、青年はそこで女性と幸せに暮らしました。
教訓
- 外見ではなく、内面を大切にしましょう。
- 善行は報われます。
- 目に見えない財産は、物質的な財産に勝る価値があります。