エビとカラス
概要:
「エビとカラス」は、まんが日本昔ばなしで放映された日本の昔話です。貧しいエビが、ずる賢いカラスを懲らしめる物語です。
あらすじ:
川に住むエビは、いつもお腹を減らせていました。ある日、エビは河原で遊んでいるカラスに食べ物を恵んでくれるよう頼みます。しかし、カラスは「お前が私のために何かできるならな」と言って、エビの願いを断ります。
そこでエビは、カラスに口の中に泥を詰めさせてくれと頼みます。カラスは泥をくわえてエビの口の中に入れ、エビはそれを飲み込みます。するとエビは、カラスの口の中にあるおいしいものを全部食べてしまいました。
カラスは腹を立ててエビを追い払おうとしましたが、エビは口の中に泥が詰まっているため話せません。そこでエビは、カラスの好物の貝の場所を教える代わりに、泥を取り除いてくれるよう頼みます。
カラスはエビの申し出を受け入れて、貝の場所までエビを案内します。エビは貝の場所でカラスを置き去りにして、泥を吐き出して逃げ出しました。
カラスはエビにだまされたことに気付き、腹を立てて追いかけますが、エビは川に飛び込んで逃れました。
教訓:
- 人をだまそうとする者は、結局は自分が損をする。
- 知恵と機転があれば、弱いものでも強い者を負かすことができる。